エレガント書房
2006-03-21T18:41:19+09:00
matemateka
当店ではエレガントな書籍,映画などをご紹介いたします。
Excite Blog
春にして君を想う
http://matemateka.exblog.jp/3686160/
2006-03-21T18:18:27+09:00
2006-03-21T18:41:19+09:00
2006-03-21T18:18:27+09:00
matemateka
cinema
「春にして君を想う」
フリドリック・トール・フリドリクソン監督
都会の老人ホームで再会したおじいちゃんとおばあちゃんが
施設を脱走しはるかな故郷を目指してひたすら歩く。
そうしてたどり着くのは春、命が芽吹く美しい終焉の地。
スニーカー。
雪解けと新緑。
黄色い花。
大地を踏みしめる2人の足取りは限りなくエレガントで・・・。
転勤族だった私には故郷はないけど
春にしてこの映画を想うたび、ひたすら歩きたくなるのだ。
終わるべき場所を求めて。
でも、今日は発熱気味であんまり歩けないので
オレンジだけ買いに近所のスーパーへ。
2つの黄色いカタマリは、それでも私をエレガントな気持ちにしてくれるから。
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ファイブスター物語
http://matemateka.exblog.jp/1028532/
2005-03-08T21:11:56+09:00
2005-03-12T19:52:42+09:00
2005-03-08T21:09:57+09:00
matemateka
comic
読者に終焉が最初から知らされているストーリー。
そんなもののどこが面白いのか?
そう思う人もいるかもしれません。
でも、それでも面白いんです。
それがこの漫画が本当の意味での「物語」たりえる証拠なのではないでしょうか?
「ファイブスター物語」 永野護著 角川書店刊
人間と人間ではない存在と機械人形たち。
それぞれの物語は時間の流れから解き放たれた状態で交錯していく。
紡がれる糸、断ち切られる糸。
語り部が語られるものとなり、語られるものが語り部となる。
そして、世界のすべてがエレガントな輪舞を踊り続ける、永遠に。
多分にマニアックな漫画です。
一読では理解できないかもしれません。
絵を受けつけないという人もいるかもしれません。
でもこのエレガント書房をのぞいてみたのも何かの縁。
ためしに手にとって見ませんか?
気がついたときには、いつのまにかこの世界の輪舞の一部になっているかも・・・。]]>
フェルマーの最終定理
http://matemateka.exblog.jp/1028068/
2005-03-08T20:43:33+09:00
2005-03-10T13:20:15+09:00
2005-03-08T20:41:34+09:00
matemateka
book
それは300年以上もの間、世界中の天才たちが持てる知識を最大限に駆使し、束になってかかっても解くことができない難問だった。
彼らはその難問を、敬意と畏怖の念をこめて「フェルマーの最終定理」と呼んだ・・・。
ミステリーではありません。
これは2000年以上昔から、数学の魔力に取り付かれてきた天才たちの壮大なドキュメンタリーです。
数学というと、ちょっと腰が引けてしまう人、たくさんいると思います。
完全な文系人間の私もそうでした。
しかし、この本にたどり着いた入り口は、数学のエレガントを使って日常生活に素敵な魔法をかけた愛すべき小説「博士の愛した数式」。
そして、この巻末に参考文献として挙げられているうちの1冊こそ、
「フェルマーの最終定理 ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで」
サイモン・シン著 新潮社刊
この本ともっと早く出逢っていれば、私は数学を愛したのに!!
そう思わずにはいられない1冊でした。
数学の持つ完璧な美。それゆえの近寄りがたさ。
だからこそ虜になってしまった天才たちの情熱・・・。
確かに難解な部分も多々あります。
しかしじっくりと一文字一文字を噛みしめるように読み進め、最後にたどり着いたときの不思議な充足感は、なんといったらいいのか。
数学の魔法にかけられた生活がチラチラとかすかな輝きを放っているような・・・。
なにはともあれ今まで体験したことのない読後感をお約束します。
これぞまさにエレガント。
私の心の一冊です。
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「バカ姉弟」 再び・・・
http://matemateka.exblog.jp/782513/
2005-02-20T23:47:52+09:00
2005-03-08T22:24:37+09:00
2005-02-20T23:46:58+09:00
matemateka
comic
言いたいことが募っちゃって募っちゃって。
なのでもう少し「バカ姉弟」におつきあいください。
農家のおじいさんとおばあさんが、
暴れ牛に乗るバカ姉弟を見て。
「やあ 耳たぶがすきとおっておる」
「いい子じゃよ」
バカ姉弟を愛するご老人3人組が。
「いっしょに遊ぼうじゃないか」
「ワシらきみらを愛しておーる」
「おねいをよんでくれたら この雪舟の掛け軸を譲ろう」
おじいさんのピアノを聴いてバカ姉弟が。
「すごい すごいな おじいさん」
「これなら王様の前でも 演奏できるよ!」
ああ、エレガント。
満腹です。]]>
「バカ姉弟」
http://matemateka.exblog.jp/781467/
2005-02-20T23:05:21+09:00
2005-03-08T22:26:21+09:00
2005-02-20T23:03:20+09:00
matemateka
comic
「キラキラ!」でティーンエイジャーの心を悩ませ、
「さくらの唄」で成人男子の心を悩ませ、
「お天気お姉さん」ですべての男子の心を悩ませた、
あの安達哲がここにきて、こんな境地に達するとは・・・。
お父さんもお母さんも大忙しで世界中を飛び回っているから、バカ姉弟は、いつもおうちに2人ぼっち。
でも、ちっとも淋しくなんかない。
だって、ここは「バカ姉弟の町」だから。
幼い2人の毎日は大冒険。
ささいなことこそ大冒険。
でも大人が驚くことにはちっとも驚かない。
そんな2人がたまらなくキュート&エレガント!
小説家のお姉さんはそんなバカ姉弟を見て独白するのです。
「どうしてあんな小さいものが動いているのかしら
小説より奇なりだわ。
何もかも小さくて
なのにすべてが備わっていて」
あーもう、まさにそのものズバリ。
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Jazztronik feat. Sandii 「TIKI TIKI」
http://matemateka.exblog.jp/776094/
2005-02-20T17:20:47+09:00
2005-03-08T22:48:40+09:00
2005-02-20T17:19:15+09:00
matemateka
music
風のように歩き、花のように語り、鳥のように歌う
永遠の憧れの女性。
彼女のフラ教室に通っていたことがある。
眼の前で踊る彼女は、優しく寄せる波そのもの。
「自分自身がお花になれば、愛される存在になれるのよ」
そんな彼女の言葉で、つまらない自分が笑顔を思い出した。
Jazztronik feat. Sandii 「TIKI TIKI」
プレイヤーのスタートボタンを押せば、そこはエレガントなリゾート地。
海のキラメキと微笑みしかない。
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MAMALAID RAG
http://matemateka.exblog.jp/774729/
2005-02-20T15:16:37+09:00
2005-03-08T23:30:43+09:00
2005-02-20T15:15:05+09:00
matemateka
music
田中拡邦王子と江口直樹王子。
シャイで繊細で頑固な田中王子と、
それに微笑をたたえて寄り添う江口王子。
彼らがつむぎだす音楽は、汗もなく焦燥もなく叫びもなく青春もなく。
ただ穏やかに、ただ美しく。
それは「華麗なるギャツビー」の世界のように、
エレガントに少し淋しげに存在するのです。
MAMALAID RAGは実はかなりマニアックだとか、田中王子が秋葉原通いしているとか、
何種類ものシールドを聴き比べているとか、「今、真空管に興味があるんですよね」とか、
実はニューシングルは宅録でできているとか・・・。そんなことまったくカケラも匂ってこない。
ただひたすらエレガント。
メロディも音も歌詞の一言一句、彼らの一挙手一投足にいたるまで。
ただひたすらにエレガント。
それが、MAMALAID RAGなのです。
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羽當
http://matemateka.exblog.jp/769785/
2005-02-20T02:33:16+09:00
2005-03-12T00:27:54+09:00
2005-02-20T02:31:15+09:00
matemateka
cafe
渋谷駅からほど近く。
喧騒の中でなぜこれほどまでに・・・
と驚かずにはいられない、静かな時間がたゆたう珈琲屋。
よく使い込まれた一枚板の長いカウンター。
大きな鉢に活けられた季節の草花。
壁に並ぶ洗練されたカップたち。
エレガントな書籍を十分に堪能するには、
こんなお店が欠かせないわけです。
深い香りと味わいの珈琲はもちろん絶品。
濃厚なのがお好きな方には、楡ブレンドがおすすめ。
私がいつも頼むのは、スーチョンという紅茶。
良くいえば「上品な燻製の香り」
悪く言えば「正露丸の香り(笑)」がする紅茶で、
のどを通っていったあとに微かに残る爽やかな甘さが
その香りとともにクセになる逸品。
お店のスタッフも皆さん親切かつエレガント。
思い切ってカウンターに座り、話しかけてみてはいかがでしょう?
心を奪われるカップがあれば、そのカップに珈琲を入れてくださるよう
お願いしてみてもいいでしょう。
おすすめのカップは、マイセンの「さざなみ」。
ヘレンドのシノワズリーのシリーズ。
そして、とっておきはロイヤルコペンハーゲンの「真夏の夜の夢」。
取っ手の部分が蝶をかたどった、淡い淡い紅色のカップ。
そっと唇づければ、そのあまりの繊細さに驚嘆せずにはいられません。
エレガントなひとときをぜひご堪能あれ。
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博士の愛した数式
http://matemateka.exblog.jp/768799/
2005-02-20T01:23:28+09:00
2005-02-24T09:21:17+09:00
2005-02-20T01:22:34+09:00
matemateka
book
全国の書店店員さんが選んだイチバン売りたい本、第1回本屋大賞を獲得した1冊。
家政婦の「わたし」の新しい仕事先は、
わずかな時間しか記憶を維持できない「博士」の家。
その仕事は困難を極めたけれど、
「数」という当たり前で不思議な存在を通して、何かが生まれ始める。
ファンタジーのようなミステリーのような、でも何も起こらない物語。
私たちは劇的なことに出逢わなければ、感動しないわけではありません。
むしろ他人から見たらほんの些細なことで、日々心を悩ませ、浮かれ、涙している。
そしてそれこそが、本当に愛すべき、価値のある人生なのではないでしょうか?
この本の中で起こることたちも、小さな声しか上げていません。
博士と関係を築きたい人々だけが、その声に耳を傾けます。
そして、思いがけないエレガントとめぐり合うことができるのです。
あなたも自分の生活に耳を傾けてください。
周囲に響き渡っている騒音に心を奪われないで。
何も起きない生活を、愛してみませんか?
さて、当書房最初の1冊にこの本を選んだのにはワケがありまして・・・。
「博士の愛した数式」を出発点に、私はもっと素晴らしいエレガントと出逢うことができました。
その本については、また今度ゆっくりと・・・。
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